5.2財政上の問題


2章でも述べたとおり現在交通局では財政上に問題がある。大幅な赤字となっており経営を行ううえでかなり厳しくなっている。バスも地下鉄も民間委託を行おうとしている。そんな中4号線が開業しようとしている。4号線が開業したとき財政上にどのような問題が発生するのだろうか。
 まず今回開業する区間は完全に地域密着型路線ということである。そのため、乗客の大半は地元住人になることが予想される。このため住民の利用が不可欠になる。しかし住民が利用するのに問題がいくつかある。まず初乗り運賃が高いということがある。初乗り運賃は現在1・3号線で200円となっている。この運賃のまま4号線を開業すると問題が起こると思われる。バスのほうが安く上がる場合があるのである。初乗り運賃はバスの運賃と10円しか変わらない。
このためバスの運賃のほうが地下鉄の運賃よりも安くなることがありえるのである。これでは利用者が減る原因を作ることになってしまう。
 次の問題は前の話にもつながるがバスの存在である。今まであったバスの路線が4号線の開業によって本数が減ったり最悪の場合廃線になることもありえる。この場合バスは自分の近所まで通っているが地下鉄は遠くなってしまうということがありえるのである。そういう風になってしまった住民は、自家乗用車の利用になると思う。また、近くを走る都心とつながっている東急線や、JR線の利用をするであろう。これでは利用客が減ってしまうと思う。このように必ずしも住民が喜ぶような開業にはならないと思う。利用者を増やすには住民が喜ぶような工夫が必要であると思う。